光も構図も悪くない写真が、水平線が2度傾いた瞬間に「作品」から「スナップ」へ格下げされます。朗報:あらゆる構図上の欠点の中で、傾きは最も直しやすい — ただし正しい方法で直せば、です。
なぜ目は傾きを一切許さないのか

脳は水平線と垂直線を基準座標として使っています:海の線、テーブルの縁、ドア枠、建物のシルエット。それらが傾くと — たとえ1°でも — 潜在意識が警告を出し続けます。「なんか変」の正体はこれです。逆に言えば、線を水平にすることは、単独の編集としては最もリターンの大きい一手です。
重要なのは3つ

精度。 目はおよそ0.5°の傾きを検知するため、ツールはそれより細かく刻める必要があります。写真傾き補正ツールは0.1°刻みで動き、ライブプレビュー付きです。
基準。 目分量では必ず0.5度ほど残ります。ツールは三分割グリッドと中央線を重ねて表示:水平線をグリッドの横線に、建物の縁を縦線に合わせれば完了です。グリッドはプレビューにだけ存在し、書き出しには決して含まれません。
クロップ。 多くの人が知らない部分:長方形を回転させると、四隅に必ず空白のくさびが現れます。流派は3つ — そのまま残す(醜い)、ぼかしで埋める(偽物)、切り取る(正解)。正しいクロップとは、実画像のみを含む元のアスペクト比での最大内接長方形です。これには厳密な幾何学的解があり、ツールはリアルタイムに解いて出力サイズを表示します。
コストは思ったより小さい:5°の補正で失うのはフレームの約6%です。
よくある2つのケース
横向き写真。 古い写真や向き情報のないカメラの写真は、丸ごと90°回転して届きます。90°ボタンで大まかに回し、最後の1度を微調整で追い込む — 2段階でどんな傾きも直ります。
スキャン。 本のページ、契約書、古いプリント — スキャンが水平だったためしはほぼありません。文字の行をグリッド線に合わせてください。あなたの目はどんな自動補正アルゴリズムにも勝ります。アルゴリズムが推測するしかない真実を、あなたは見えているのですから。
水平を出したら:構図を仕上げる
補正後に構図を組み直したい — 余計なものを切る、SNS用に正方形にする? クロップツールに渡しましょう。自由形式でも固定比率でも。傾き補正が「水平」を、クロップが「フレーム」を担当 — 2ステップでスナップが残したい一枚になります。
順序が重要:先に傾き補正、その後にクロップ。逆にすると、傾き補正の自動クロップがせっかく選んだ構図をずらしてしまいます。
