ほぼどの定番ミームを見ても、文字は同じです。太く、詰まっていて、白く、黒で縁取られ、たいてい全部大文字で上下に叫んでいます。これは偶然でも手抜きでもありません。それぞれの選択が現実の問題を解決していて、その理由がわかれば、冗談を作っていないときでも画像に上手に文字を入れられるようになります。

なぜ特にImpactなのか

ミーム定番のImpactフォント解説:黒縁の白文字がなぜ効くのか — visual 1
なぜ特にImpactなのか

Impactは1960年代の重く細身のサンセリフ体で、何十年ものあいだWindowsに同梱されていました。つまりインターネットの歴史の長い期間、それはほぼ全員がすでにインストール済みの数少ないフォントの一つだったのです。それが話の大部分です。ミームは普及率で広まり、Impactは見る人のマシンに必ずある中で最も太い書体でした。

しかも、たまたまこの仕事によく合っています。詰まっているので、長い字幕でも縮んで消えることなく画像に収まります。重いので、ごちゃごちゃした写真の上でもディテールに埋もれず持ちこたえます。もっと細い、あるいは幅広いフォントなら、同じくらいはっきり読ませるのに、より広い場所とより強いコントラストが要ります。Impactは小さなピクセルの帯に大きな一行を詰め込みます。まさに字幕が必要とするものです。

なぜ白い塗りに黒い縁取りなのか

ミーム定番のImpactフォント解説:黒縁の白文字がなぜ効くのか — visual 2
なぜ白い塗りに黒い縁取りなのか

ここが本当の仕事をしている部分です。字幕は、あなたには制御できない画像の上に載らなければなりません。明るい空、暗い影、あるいはカオスな模様の上に来るかもしれず、ときには同じ一行の中に3つとも来ます。白い文字だけでは明るい部分で消えます。黒い文字だけでは暗い部分で消えます。白い塗りに黒い縁取りがついた文字は、どちらでも消えません。黒い縁が文字を背後の何からも切り分け、白い芯は明るいまま。字幕やスポーツのスコアが縁取りを使うのと同じ理由です。何も考えなくても、どんな背景の上でも読みやすさがただで手に入ります。

このツールが既定で描くのは、まさにそれです。太いImpact風の文字(Impactがなければシステムのフォントにフォールバック)、白い塗り、黒い縁取り、自動折り返しで中央揃え。

なぜ全部大文字なのか

大文字への切り替えは叫ぶような調子のためだけではありません。もちろんそれも一部ですが。大文字は小文字より形が単純で均一です。行の下に落ちるディセンダーがなく、高さがより一定なので、小さいサイズでもうるさい背景の上でもきれいに読めます。全部大文字は字幕の帯をより均等に埋めるので、上下のレイアウトにも合います。落ち着いた普通の見た目がほしいときはオフに、伝統的なミームの声色がほしいときはオンにしましょう。

読みやすさのコツ

  • 行は短く。 この形式はキレの良さに報います。字幕が3行に折り返すと画像を圧迫し始めます。少ない言葉で言いましょう。ツールは自動で折り返して中央に揃えますが、短いほうがやはり読みやすいです。
  • 縁取りは習慣ではなく画像に合わせる。 白文字に黒い縁取りが既定で、ほぼどこでも通用します。ただ、とても暗くコントラストの低い画像の上では、縁が読めるよう文字サイズを上げるか、場面が既定と喧嘩するなら色を調整しましょう。
  • 見られる場所に合わせたサイズに。 モニターでちょうどいい字幕も、スマホのフィードでは小さすぎるかもしれません。大きめに寄せましょう。そもそもの狙いは、スクロール中にひと目で読めることです。
  • 上と下で違うリズムを持たせる。 定番は上に前振り、下にオチです。あいだに画像を挟んだ短い2行のほうが、どこかに詰め込んだ長い1行より読みやすいです。

どれもデザインの腕は要りません。このスタイルは解決済みの問題です。Impact、白、黒い縁取り、大きく、たいてい全部大文字。画像を選び、短い2行を打ち込めば、あとは形式が重い仕事をこなします。